銀行預金のリスクとそれに変わる預け先について


 日本人は特に銀行預金が大好きな国民だと言えます。富裕層だけではなく、大多数の国民が銀行にお金を預けています。
それだけ銀行を信用しているということですが、銀行預金もリスクが全くないわけではありません。今回は銀行預金のリスクについて考えてみましょう。

まず銀行預金のリスクとして最初に思いつくのが、銀行が破綻してしまう可能性です。もちろん、その可能性は限りなく低いわけですが、ゼロとは言えません。
一応、1000万円までは保護してもらえますが、それ以上を預けているのであればリスクを抱えているということになります。実際に、2010年に日本振興銀行が破綻し、数千人もの預金が戻ってこないという事件もありました。

また預けている金額を失わないまでも、ほとんど利息が付かないということはそれだけ損をしているのと同じです。
もしインフレになれば、金額は変わらないのに実質的には預金が目減りしているのと同じということになりかねません。
保護されるのはあくまで預けた金額ですので、預けたときの金額がずっと同じ価値を持っているとは限らないということです。

そこで考えてみたいのが、資産をただ単に銀行に預けておくのではなく、一部でもいいから投資に回してみるという方法です。
いきなり投資といっても、これまでまったく投資をやったことがない人には難しいかもしれません。そこでオススメしたいのが、とりあえず証券会社の口座を開いてそこに預けてみることです。

証券会社にはMRF(マネー・リザーブ・ファンド)という仕組みがあり、銀行の預金と同じようにお金を預けることができます。
MRFに預けておくだけで自動的に運用され、しかも銀行の預金よりも高金利となっています。もちろん銀行口座と同じで、いつでも1円単位で入出金することができます。
運用と聞くと不安になるかもしれませんが、安全性が極めて高い債券などに限定して運用していますし、自動的にやってくれるので専門知識は一切必要ありません。

MRFを始めるからといってすべてを銀行口座から移す必要はありません。日常的に使うお金に関しては引き続き銀行に預けておいた方が便利ですし、すぐに使わない分だけをMRFにしてみるというやり方も有効です。そうすることによって自動的に資産を分散することになりますので、それ自体がリスク回避につながります。